スチームクリーナーにはボイラー式とポンプ式があります。それ以外に加圧式というものもありますが、あまり数は多くありません。
種類があるのは蒸気を作るシステムの違いで、それぞれにメリットがあればデメリットもあります。
まず、最も気になる価格での比較です。スチームクリーナーの本体の価格を比べると、ポンプ式の方が構造が簡単な分安い機種が多くなります。
ボイラー式は価格が高くなるのですが、その分スチームの温度が高くなります。汚れを落とすにはスチームが高温であるばあるほど有利です。
本体の大きさで比較すると、クリーナー本体はボイラー式は、大型のスチームクリーナーが多くなります。
蒸気を温めて噴射するまでの時間は、ポンプ式の方が早くなります。ただボイラー式ほど高温にならないという大きなデメリットがありますから、カーペットの飲み物をこぼしてしまったなど、ちょっとした掃除に向いていると言えます。
台所周りの例えば魚焼きグリルなど油がしっかりこびり付いた掃除などには、やはりより高い温度のスチームを噴射するボイラータイプのスチームクリーナーが有利です。
オプション品がたくさんあり家中を掃除できる大きなスチームクリーナーと小さくて高温にならなくても機動性が高いハンディタイプのスチームクリーナーの両方を持っておくのがベストです。
そんなにいくつものスチームクリーナーはいらないし無駄だという場合は、ハンディ式のスチームクリーナでは掃除できる場所が限られるので、大型のキャニスター式の方を選んだ方が後々便利に使えます。
最後に加圧噴射式のスチームクリーナーについて書いておきます。加圧噴射式はボイラー式の一種ですが、ボイラー式ほどのパワーはありません。
しかし、ポンプ式より高温になりますから、ハンディタイプのスチームクリーナーではこの加圧噴射式を選んだ方が、いざ掃除する時にはメリットがあります。